整体は心身の成長を誘導する方法

 

ほとんどの人は不調や病気がなくなると、元の状態に戻ったと認識されます。

 

しかし、元の状態に戻るのではなく不調や病気を通じて心身は成長するのです。

 

ほとんどの人が認識できることですが、肉体も使えば使うほど発達しますし、精神も興味のあることを続けたり困難を乗り越えて成長していきます。問題や必要が生じたらそれを改善しながら成長発展していきます。

 

心身のシステムも、人間の意識下において、絶えず変化に適応して自動調整をし続けています。あなたが寝ている間も、毎瞬毎秒、自動調整してメンテナンスをし続けています。

 

そして自動調整するごとに、さらに効率よく自動調整できるような改善機能を備えているのです。

 

一般的な投薬や手技は外的補助や外的刺激によって体内の機能を補う方法が主流です。

 

一時的には良いので対処療法としては優れているのですが、長期間に及んだり強引に刺激を強くするごとに、良かれと思ってはじめた補う方法が結果として微細な心身の活動を妨げることになり、補われた個所が弱くなったり機能低下が起こります。

 

例えば、

投薬や人工透析などを続けることで体内の薬用成分や血液の製造力が衰えてしまう。

食べ物を良く噛みすぎることで硬いものを消化しないあまり、逆に胃腸が弱くなる。

 

最初は機能を補うための外的刺激でしたが、肉体をかばい過ぎて甘やかしたばかりに、今度は外的補助がないと通常通り活動できなくなるという場合もあります。

 

また人間には適応作用がありますので、外的刺激のみでは、しだいに量を多くしたり刺激を強くしなければ効果を維持できなくなるばかりではなく、強い刺激などで心身が鈍感になります。
また投薬などの強い刺激によっては副作用がでる場合があります。

 

たとえ一時的に効果のあるものでも、このように心身のシステムの微細な自動調整の流れを結果的に邪魔したりするものがあります。

 

このようなことを防ぐには根本的に多面的に長期的に検証していく必要があります。

 

本来の整体は天才・秀才たちによる優れた観察と検証と長い臨床経験によって開発発展されたものです。

 

整体本来の技術には心身のシステムをさらに発達させる誘導法が用いられていますので、内部が自動的に活性化する外的刺激によって心地良い体験を通じて心身の発達成長を促進していき、回数を重ねるごとに効果がでやすくなります。

 

成長発達を遂げることで心身のセキュリティ機能が高まり、ウイルスが侵入しても、すばやく異常をキャッチして咳や熱や下痢などを通じて排泄できるようになります。

 

整体は病気にならないという不自然で鈍感な状態になるのではなく、日常的な不調や病気すらも活用してさらに丈夫になるという、非常に合理的で効率的な生命力溢れる優れた誘導方法です。 

 

 

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